仕事柄色々な布団で寝ることがあります。どの掛け布団で寝ても冬場は肩が寒く感じられます。寒さの原因は四角い布団なので首元まで掛けると、肩を掛け布団で十分に被うことが出来ずに敷き布団との間に隙間が出来るためです。
就寝中の肩口の寒さの原因
寝ているときに肩口の寒さの原因は、首元から肩口に掛けての曲線に直線的で四角い掛け布団が添わないのが原因です。
掛け布団の中でも体にフィット性に優れている羽毛布団においても寒く感じることがあります。原因は肩の部分の羽毛がマス目内において足元方向に片寄り、肩を被う部分の布団が薄くなっているためです。
肩口の寒さの原因は他にもあります。枕の形状によっては寒さが増すように感じるものがあります。下図をご覧ください。
このイメージ図の枕はアーチ状になっていて両端部分が肩に当たる形状をしている為、枕の両端部分が障害となり掛け布団が肩を被うことが出来ず敷き布団との間に隙間が出来ます。
下の写真の赤丸の部分は肩口になります。フィット性に優れた羽毛布団においても同様のことが言えます。
このタイプの枕は、寝返りを打った際に両サイドの高くなった部分で、頭部(頬)を支えてくれて正しい寝姿勢を保つ機能があります。確かに便利です。しかし、枕の両サイドが高くなるために肩口部分の隙間が出来て寒さを助長しています。
いかり肩の方においては、このアーチ型の枕は肩が枕にあたり掛け布団で被うことが出来ずより寒さが増します。
肩口の寒さ冷え対策
肩口を掛け布団で被うようにするために、掛け布団の襟元の辺の中央の首元部分を『U字状』にカットされた掛け布団が試作されました。しかし、寝返りを打つと首元がU字部分からずれてかえって寒さを感じるため廃盤になりました。
四角い布団で首元と肩口の曲線を被うことには限界があります。そこで肩口の寒さ対策としては、下図の様に襟元にハーフケットとかバスタオルを首元に入れると布団での肩口の寒さ対策になります。
体に直接付ける肩当てタイプのものもあります。中綿はダウンとかポリエステル綿などがあり保温効果はあります。すこし気になる点は暑すぎた場合に袖付きの製品の場合脱着するために起きなければならず不便です。
厚い生地のパジャマもおすすめです。製品名をパシーマといいガーゼの中に脱脂綿をキルティングした生地で作られたパジャマです。洗濯も出来るのでおすすめです。
羽毛布団の羽毛の片寄り対策は、足元の辺を持ち布団を振ることでマス目内に羽毛が均等にならされます。この様にすると肩口を被うことが出来ますが、2日~3日に1回程度は振らないと羽毛が片寄ります。
アーチ状にカーブした枕はどうしても肩口と枕の両サイドがあたるため、180度向きを変えてフラットな辺が肩口にくるようにするか、枕そのものをフラットな形の枕に交換することをおすすめします。
就寝中の肩口の寒さ対策で、効果があり最も簡単で手近なものはバスタオルです。さらに温かく眠りたい場合は下記の製品をご案内いたします。
肩口の寒さ対策製品の紹介
こちらの製品は、中綿に吸湿発熱繊維ウォームフィール使用で暖かです。またご家庭の洗濯機で洗えるサイズでもあり、1日で自然乾燥出来る優れものです。
なんと言っても掛け布団の肩口の寒さ冷え対策にはもってこいの商品です。枕の形状も気にすることなく暖かくお使い頂けます。詳しくは >>羽毛布団肩口暖かえりウォーマーをご覧ください。
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