サイト運営者:野口英輝と開設背景
サイト運営者:野口英輝プロフィール
店主の野口英輝と申します。当サイトの運営者・著作者です。大学を卒業後に電気メーカーにてコンピュータ販売に従事した後、1990年、家業である寝具店で仕事を始めました。羽毛布団との出会いもその時です。
当時は、羽毛布団の品質を品質表示票の数値で判断していました。ダウンパワー値(かさ高値)はなく、ダウン率とダウン量の数値を基準にしていました。しかし、同じ数値なのに価格差があったり、ボリュームとか柔らかさに違いがあったりと何が違うのか悩みました。
その後、羽毛の鳥の種類とか生地品質について勉強をしながら、1999年羽毛布団のリフォームをすることなりました。この羽毛布団の打ち直しは、羽毛布団の内部構造の勉強に役立ちました。
現在、羽毛布団の品質の違いを解りやすく説明できないものかと日々思案中です。その為にはメーカー、グース農場、食肉工場、羽毛精毛工場、生地・染色工場の見学説明会等への参加をして今も勉強中です。
ユニチカテキスタイル工場見学
ユニチカテキスタイル工場では、原綿から糸になり生地になる工程の説明を受ける。工場内では精紡交撚糸の生地製造工程を見学する。
和歌山染工(株)
染色の前に生地を検品から前処理を丁寧に行い、染色後はダウンプルーフ加工がされていた。全ての工程において精度の高い職人技がみられた。日本製生地の素晴らしさが理解できた工場見学でした。
アニメックス社訪問
ポーランドのアニメックス社を訪問する。羽毛が食肉の副産物であることが理解できた。アニメックス社では食肉加工前に人の手により羽毛が採集されていた。
アニメックス社の変遷を紹介された。
ハンガリーFBZ社訪問
ハンガリーFBZ社への訪問は、株式会社京都西川の社長と同行したこともあり工場内を丁寧にCEOに案内を受ける。感謝!!
世界最大級の羽毛ミキシングマシーンの大きさに驚く。
ハンガリーグース飼育者協会の認定書
羽毛原料の品質及び原産地表示に対する当サイトの運営者Hideki Noguchiと当店の真摯な取り組みに対してハンガリーグース飼育者協会よりの認定書
「フェへールリバ」クラブ研修修了書
(株)京都西川(現、西川株式会社)「フェへールリバクラブ」の羽毛布団を販売するにあたり研修を受けた証として修了証を頂きました。
グース飼育農場訪問
グース飼育農場では、ひな鳥から成長段階に分けて飼育されていた。
マザーグース飼育農場
マザーグース飼育農場なので雌鳥だ毛でなく雄鳥も飼育されていた。雄鳥1羽に雌鳥4羽の割合とのこと。
食肉処理場・スローターハウス
スローターハウスでは、生きた鳥が食肉処理をされる現場をみました。工場内に入るためには、手指消毒、履き物も工場内用のものに履き替え、服も白衣をまとい入場しました。食肉に解体する前に羽根とかダウンを採取しています。
羽毛が食肉の副産物であることが実感できました。食肉処理工場内でダウンを採取している現場を視察した寝具店は少ないはずです。
オリジナル羽毛布団を西川に発注
(株)京都西川(現 西川株式会社)に、国産生地に当店が選んだ柄をプリントして、グースとマザーグースダウンを入れたオリジナル羽毛布団を発注致しました。
オリジナル羽毛布団の最小発注単位は1ロット約530枚です。
qtec訪問
qtec訪問では、ダウン率とかダウンパワーの測定方法等について羽毛の品質検査方法の説明を受ける。
羽毛布団縫製工場訪問
浅尾繊維工業(株)羽毛布団縫製工場にてHMキルトの製造工程の説明を受ける。
羽毛の事を勉強するにつれ、品質の幅ひろさに戸惑いを感じています。その為、当店では夏用のダウンケット以外の羽毛布団はグースダウンに限定して販売しています。
損得より先に善悪をいつも心に!
サイト開設背景
1999年にインターネットの普及をきっかけに「寝具の疑問」というタイトルで、ホームページをオープンいたしました。その項目の1つに「羽毛布団の選び方」を設けていました。
当時「羽毛布団の選び方」のサイト作成にあたり、株式会社京都西川(現、西川株式会社)の石塚氏の説明は勉強になりました。感謝申し上げます!サイトを開設後に、羽毛布団に関するお問合せを多く頂くようになりました。
羽毛・生地の情報は、上記の一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)以外にも日本羽毛製品協同組合(日羽協)、一般財団法人ボーケン品質評価機構(通称 ボーケン)からも入手しています。
現在は、羽毛の評価基準としてダウン率だけでなくダウンパワーがありこの数値により羽毛のクラス分けができます。ダウンを採取した鳥の種類と合わせて判断する事で羽毛布団の品質の一部が理解できます。
2000年、noguchi-web.comのドメインを取得して、ホームページを「寝心地探求紀行」としてリニューアルオープンいたしました。2020年で20周年を迎えることができました。感謝!!
店主の寝具についての思い。寝具とは店主の思い。