合い掛け羽毛布団の快適活用術

合い掛け羽毛布団に交換するタイミングは、冬用のふとんでは汗ばみ肌布団では寒く感じ様になる端境期です。

しかし、いざ合い掛け羽毛布団に交換してみると、寒かったり暑かったりする場合があります。

合い掛け羽毛羽毛布団の快適使用温度帯は、ダウン品質と側生地素材により差は出ますが400dpグースダウンで側生地が綿素材なら目安としては室温は17℃~20℃位です。

端境期は温度変化が激しく、快適に睡眠するには交換する前の布団と併用する方法もありますがスペースに余裕がない方もいます。

そこで合い掛け羽毛布団の快適温度帯をより広くする合い掛け羽毛布団の快適活用術を寝具店が紹介します。具体的には快適に使用出来る室温17℃~20℃の幅を15℃~22℃に広げることになります。

今回紹介する活用術は秋から初冬にかけてのパターンであり、合い掛け羽毛布団は春にも使用するため春の場合は秋の逆パターンと考えてください。

寝心地は掛けと敷き寝具さらにパジャマも関係するため、室温に応じて掛け寝具以外も交換してしてください。

合い掛け羽毛布団の暑さ対策

合い掛け羽毛布団の快適使用温度帯は17℃~20℃位ですが、秋口はまだまだ暑い日が多く室温が22℃位と合い掛け布団が暑く感じる日も多くあります。

室温が22℃あれば暑さだけでなくムレ感を感じるため、寝床内の温度を下げて湿度を下げる必要があります。

掛け布団の放熱効果を上げるには熱伝導率と吸湿性に優れたカバーを掛けるのが一番効率よく温度調節が出来ます。

熱伝導率の高い素材は「麻」です。麻は放熱性と吸湿撥水性に優れています。

合い掛け羽毛布団が暑く感じる季節には麻素材の掛けカバーを掛けて使うことで快適に使用出来ます。

放熱性をアップするカバーとしては、袋状ではなく表面の中央部がネット生地のカバーもおすすめです。

敷きシーツも放熱性に優れた麻のシーツを併用することでより快適な睡眠環境を実現できます。

合い掛け羽毛布団の寝心地対策

秋も晩秋になると、合い掛け羽毛布団が快適に使用出来る室温になり何の工夫も必要ないかもしれません。

より快適に使用するには、肌触りと軽さを追求していただくカバーに交換してください。

軽くて吸湿性に優れ肌触りが良いカバーは、綿製のローン織りか2重ガーゼのカバーです。

ローン織りとは見た目は普通の生地の様ですが拡大するとガーゼのように織り目が粗く通気性に優れた生地です。

合い掛け羽毛布団の寒さ対策

合い掛け羽毛布団自体の保温力をアップする方法としては布団の乾燥です。ダウンが湿気ていては保温力は期待できません。

次に温かく使う工夫としては、襟元と足下にバスタオルを掛けてお使いください。さらに保温力を上げるにはタオルケットか植毛に方向性のない綿毛布を掛け布団の上に掛けてください。

カバーにも同様の効果があるものあります。西川ではタオルカバーとして販売されているカバーがありイメージとしては綿毛布の生地で作ったカバーです。

カバーなので掛け布団と一体になるのでベッドで使用しても毛布の様にずれ落ちず体にフィットして温かです。

ここまで対策をすれば寝具店店主の経験では合い掛け羽毛布団の保温力を約プラス2℃アップ出来ます。

400dpグースダウンを700g(シングル)充填していれば室温が15℃ぐらいまでなら保温性において大丈夫です。

この保温力アップ対策は、合い掛け羽毛布団だけでなく保温力が低い冬用の羽毛布団にも同様の効果が得られます。

室温が15℃まで下がった場合は、敷き寝具も冬用の保温力に優れたものをご使用ください。

まとめ

地球温暖化による暖冬傾向において、合い掛け羽毛布団は益々存在感を増しています。合い掛け羽毛布団をより快適により長く使うためには室温に応じたカバーに交換するとかタオルケット等の補助寝具の活用をおすすめします。

ただし、寝心地は敷き寝具とかパジャマとの関係が深く関与しているため掛け寝具だけでなく寝具全体を室温に応じて交換してください。

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