和風総本家スペシャル「日本の職人24時~2015・夏」9月3日に放送された番組内で、京都の北川商店の麻綿布団の紹介されました。麻を製綿をする工程、側生地を染める工程を見て、回答者が何を作っているかを答えるクイズ形式の番組です。回答後に側生地に麻綿を入れるという麻布団の製造工程の案内がありました。
麻布団が完売
この番組をご覧になられた方からのご注文と思います。翌朝パソコンを立ち上げてメールを確認すると、夏用の羽毛ふとんではなく麻布団の注文が続いているため不思議に感じました。何でだろうかと思いましたが、直ぐさま昨晩の和風総本家の番組のことを思い出しました。テレビ番組の影響力のすごさに驚きました。
麻布団の特徴サラッとヒンヤリ感
麻布団の特徴は、吸湿発散性と熱伝導率の高さです。簡単に言うと寝床内の湿気を吸い込むことでムレ感を無くし、熱を素早く奪うことでサラッとヒンヤリ感を味わうことができる布団と言うことです。
北川商店
京都の北川商店は90年の歴史がある老舗です。麻、真綿の布団を製造する日本を代表するメーカーです。有名な寝具メーカーの真綿、麻布団などもOEMとして製造している会社です。
麻布団など暑さ対策寝具
これから温暖化の影響で、寝具にも暑さ対策が必要な時代が到来していると感じています。夏用羽毛ケット、真綿、麻布団の需要は益々伸びると思います。
ただ寝具店の怠慢からか、羽毛のダウンケットは周知されていますが、真綿布団とは?麻布団とは何なのかが周知されていません。頑張らなくてはいけません。
麻のリネンとラミー
麻にはリネンとラミーという代表的な2種類の種があります。以前はリネンが高級と言われていましたが、加工技術の進歩によりラミーもチクチク感が和らぎ、どちらも高級品に使われるようになっています。価格的にもどちらも同じくらいです。
麻寝具の注意点
以前はリネンとラミーの区別をすべきと申し上げていた時期もありましたが、上記の様に素材自体のランクの差はありますが、麻の種による選択の必要は必要なくなりました。麻の寝具を選ぶ際には、他の素材との組合わせかどうかに注目すべきです。表面は麻でも中綿はポリエステルでは、あまり麻の特徴を感じることができないのではないでしょうか。
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