機能性枕は自分好みに高さを部位ごとに調節出来るタイプが多くあります。

頸椎と敷き布団の隙間を埋めて後頭部を支える様に調節するタイプです。寝具店の立場からも間違いではありません。

しかし、今回は枕の平面図を枕選びの基準に取り上げて解説します。

枕の平面図は四角いものばかりではありません。下のドクタースリープ06-DS3930の枕は仰向きに寝た場合に首が当たる部分が肩のラインに沿いやすいように内側に円弧状にカーブしたアーチ型になっています。

ドクタースリープ06-DS3930

下の写真の枕は平面図が一般的な四角い形をしています。上下の枕の平面図の違いは首が当たる部分が円弧状か直線かの違いです。

06-kpl5711枕

製品説明には、首が当たる部分が円弧状になっていることで肩口がフィットし易く横向きに寝た際に顎の部分を支えるとのことでした。

確かに横向きの寝姿勢での頭のホールド感はありますが、私の場合は首が短いせいか?寝姿勢のせいか?両サイドの出っ張り部分(下の写真の赤丸部分)が肩に当たり違和感があります。

ドクタースリープ06-DS3930の両サイドの部分に赤丸

円弧状枕の違和感の原因

枕が肩の形に湾曲しているのでこの出っ張りが肩にあたり気になります。私の肩は「なで肩」なので「いかり肩」の人の場合は尚更気になると思います。

私が違和感を感じた原因は首の長さにあるのかもしれません。

人の頸椎の数は7個であり首の長いキリンの頸椎も7個だそうです。ただ一つ一つの頸椎の大きさは人により異なり首の長さも違っています。

他の違和感の原因としては、肩幅、いかり肩、頭の大きさや寝姿勢がそもそも枕の形状に合わないなどいくつか考えられます。

円弧状枕を選ぶ際は、内側に円弧状にカーブが深い場合は両サイドの出っ張り部分に違和感を感じ場合があるので実際に枕をあててみる事をおすすめします。

枕の形状と体形の関係まとめ

円弧状枕の両サイドの出っ張り部分は、首が短い方とかいかり肩の方にとっては肩にあたり違和感を感じる場合があるため四角い形状の枕も含めて実際に試すことをおすすめします。

首が短いとかいかり肩の方は、首が当たる部分の円弧状カーブが浅いタイプか四角い枕をおすすめします。

枕は価格が高ければ良いとは限りませんが、調節機能の点では金額に応じて微調整が出来ることが多くあります。

頭の形や大きさ、首の長さ、肩の形や大きさに違いがあるため、まずは枕の平面形状を選び複数箇所にて枕の高さを変更して調節できるタイプがおすすめです。

枕の調節する場合はご自分の敷き布団でして下さい。お店で調節する場合は敷き寝具の沈み具合も考慮してフィット性を判断してください。

フィット性は仰向きの寝姿勢と寝返りをして横向きの寝姿勢の両方共に調べてください。

1つの枕で仰向けと横向きの両方の寝姿勢で満足のいくフィット感が実現できれば良いのですが、両方の寝姿勢で満足できる枕は少ないと思います。その際はどの寝姿勢で寝ている時間が多いかで判断してください。

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