寝汗をかく原因について寝具に関係する寝汗の原因と対策を寝具店が説明します。

寝汗

寝汗をかく寝具における原因と対策

寝室の温度が高い場合に寝汗をかくのは当たり前です。しかし、寝室の温度が高くない時の寝汗は寝具に原因を探す必要があります。

汗をかく原因は暑いために汗をかき気化熱で体温を下げるためです。汗の量が多いと寒さの原因にもなり得ます。

寝汗をかく季節がいつなのかにより、原因が寝具にある場合と他に原因がある場合が考えられます。

寝具以外の原因としては例えば夏に寝汗をかく場合です。夏はまずはエアコンで室温を下げてから、寝汗の原因を寝具に探す必要があります。

寝汗は室温が低い冬にもかきます。冬にかく寝汗は寝具に原因がある可能性が高いです。

就寝中に寝汗をかく体の部位とタイミングにより、寝具での寝汗の原因と対策が異なってきます。例えば汗をかく体の部位では、背中だけなのか?首周辺なのか?汗をかくタイミングでは、入眠前の寝汗なのか?室温が下がった朝方なのか?など違いがあります。

汗をかく体の部位と原因

体中全てに汗をかくのであれば、寝床内温度が高すぎることが原因になります。掛け敷き布団と枕さらにはパジャマ全てを見直す必要があります。

寝汗をかく体の部位は上半身が主であり足の裏を除き下半身だけが汗をかくことはまず無いと思います。上半身でも背中を中心に汗をかくのか?首回りを中心に頭にも汗をかくのか?

寝汗をかく部位により原因となる寝具が異なります。

汗をかく体の部位と原因寝具
部位主な原因となる寝具
背中敷き寝具(敷き布団・パッド)
上半身敷き寝具・掛け布団・パジャマ
首回り敷き寝具・掛け寝具・枕・パジャマ

寝汗をかく体の部位により原因となる寝具が異なります。

寝汗の原因となる寝具

寝汗をかく前には寝返りを打って体温を調節しています。入眠前なら体のどの部位で暑いのか?それが解ればその部位が接している寝具なりパジャマを通気性と吸湿性に優れたもにものに交換すれば良いわけです。

足が冷たくて眠れない方は、入眠にむけて体温を下げるために手と足の温度を下げて体温を調節しています。その為に足の裏に汗をかいているために足が冷たくなっています。

入眠後に寝汗が原因で目覚める場合には、汗をかいた部位のパジャマとか枕は汗でぬれていて、どの部分で汗をかいたかが解るのでその部位に接した寝具を上記同様に交換してください。

朝方に寝汗で目覚める場合に寝具で考えられる原因としては、朝方に室温が急激に下がり、起床に向けて体温が上昇しはじめるタイミングで起こるかもしれません。保温力を重視した敷き掛け寝具の場合に暑くなり寝汗をかくことがあります。室温センサー付の電気毛布なども寝汗の原因に考えられます。

寝具での寝汗対策

寝具が原因で寝汗をかく場合は寝床内の温度が高すぎるため、汗をかいて気化熱により体温を下げようとしているためです。

季節に関係なく寝汗対策のはじめの対応は、パジャマを薄くて吸湿性の良いものに交換する方法です。たとえば綿製のパジャマを麻製に交換する方法です。

夏の寝汗対応寝具

夏の寝汗対策は寝具の前に室温を下げてください。寝具では、通気性が良く熱伝導率の高い素材の敷きパッドに交換することです。掛け布団も同様に熱伝導率の高い素材のものに交換することです。

秋春の寝汗対策

秋と春は温度変化が激しく寝汗を書きやすい時期でもあります。秋と春の端境期には、吸湿撥水性に優れたシルクとかウールまたは羽毛を充填した合い掛け布団をうまく活用することで寝汗対策ができます。敷きパッドも吸湿撥水性に優れたウールとかムートンパッドにすることです。

冬の寝汗対応寝具

冬の寒い時に寝汗をかく場合には、汗を各部位により対応が異なりますが、体全体に汗をかくのであれば敷きパッドをウールまたは綿素材のものにして、温度調節機能に優れた少し1層タイプの羽毛布団がおすすめです。それでも寝汗をかく場合は羽毛量を少なくしたタイプの羽毛布団がおすすめです。マザーグースの羽毛布団をおすすめします。

朝方に寝汗で目覚める場合には、1層構造で上質の羽毛を少し少なめに充填したタイプの羽毛布団にするか合い掛け羽毛布団をおすすめします。

季節に関係なく汗が首元とか後頭部を中心に各場合は、枕が原因かもしれないので通気性の良い枕に交換して下さい。

入眠前に足が冷たくて眠れない場合は、寝具での対策ではなく吸湿撥水性に優れたゆるめの靴下がおすすめです。

電気毛布等をお使いの場合に寝汗をかく場合には、設定温度を低くするかタイマーで電源を切るようにしてください。

寝汗は誰しもかきますが、寝汗で目覚める日が多い場合は風邪をひく原因にもなるので早めの対策をおすすめします。

寝汗対策は、寝室温度に応じた保温力と温度調節が出来る寝具を選ぶことで解決します。特に端境期とその前後は温度変化が激しい時期なので寝具選びは重要です。

寝汗をかく場合には、寝具素材の熱伝導率吸湿性さらに寝具の側生地の通気度に着目ください。

おすすめは空気層を活かした羽毛布団とムートンパッドです。

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