敷き寝具敷き布団の役割
敷き寝具の中でもマットレスを含め敷き布団の役割は大切です。どのように大切なのかと言えば、仮に敷き布団が無い状態で床に寝ると理解できると思います。後頭部、肩甲骨、お尻、ふくらはぎ、かかとの部分に圧迫感、床付き感を感じるはずです。敷き寝具敷き布団には、この床付き感を和らげ解消するクッション性が必要です。そのためには、体格に応じた硬さが必要です。 敷き布団の役割の第1ポイントは硬さです。
敷き布団の第二の役割としては、寒さからの断熱性が必要になります。体を床に体重をかけて直接圧着させて寝ると感覚的にもご理解頂けると思います。圧着しているため熱は床に伝わりやすくなります。敷き布団には断熱性、保温力が必要になります。敷き布団の役割の第2ポイントは保温力です。
敷き布団の硬さと保温性(断熱性)を選んだ後は、体格に応じたサイズが必要です。体格の大きな方には、幅と長さが十分なサイズの敷き布団が必要です。足が敷き布団からはみ出すようでは眠れません。敷き布団は体格に応じたサイズが必要になります。お子様の成長に応じて子供用から大人用の寝具に切り替え時期は早めにして下さい。大人用にも230cmのロングロングサイズがございます。敷き布団の役割の第3ポイントはサイズです。
敷き寝具敷き布団の選び方
敷き寝具のクッション性
敷き寝具には、マットレスト、敷き布団、パッド等がありますが、床付き感を和らげるクッション性はマットレスと敷き布団になります。ただどの程度のウェイトで役割分担をするかは、各人の体格と各敷き寝具の仕様により違ってきます。下記の写真のブルーの波形部分が体圧がかかっている部分です。この体圧を分散させることで床付き感は緩和されます。敷き布団の選び方の第1ポイントはクッション性です。
上の写真は京都西川のローズラジカルと言うマットレスの様なものです。ブルーの波形部分以外の部分、例えば首、腰、膝の部分は隙間ができています。人の寝姿勢は、垂直に立った状態で90度傾きを回転させて水平になった状態が理想とされています。
この理想の寝姿勢が上の写真です。この状態で各人の体格差も有りますが、床付き感は70%程度は和らいでいると思います。ただ、更に体圧分散をするにはマットレスと体の間にできた隙間を埋める必要があります。この隙間を埋めて体圧分散をするのが敷き布団あるいはムートンパッドのような存在です。
敷き寝具のクッション性ですが、硬すぎず柔らかすぎずが理想です。はっきり申し上げて多少の個人差があります。柔らかすぎると寝返りがしにくくなるのと、理想的な寝姿勢が維持出来ません。睡眠中の寝返りは体の歪みを取るためにも必要なものです。寝返りは平均20分に1回程度しているのでクッション性は少々硬いぐらいが良いように思います。
敷き寝具の断熱保温性
断熱保温性は四季に応じて対応する必要がございます。上の写真のマットレスは中芯にポリエステル系の繊維でできたワタを使用しています。そのため熱伝導性が低くクッション性は優れていますが、1年を通して使用するとなると上にウールなどの薄い敷き布団などがおすすめです。この敷き布団の上に四季に応じたパッドを掛けることで温度と湿度調整をするのが良いと考えます。パッドとの組合せも敷き布団の選び方のポイントです。
冬に保温力が必要な場合は、ウールパッドとか保温力に優れた起毛パッドなどを掛けることで暖かく眠ることができます。さらに汚れから敷き布団を守ることができます。
夏にはウールでも暑く感じられる場合は、熱伝導率の高い麻のわたの敷き布団などもおすすめです。最近はクッション性もある網目構造の中芯を接触冷感素材のメッシュ生地で被ったパッドなどもあります。真夏はこのパッドがおすすめです。
四季を通じで使用する敷き布団は、マットレスとその上の敷き布団、更に時布団の上のパットに分けることもできます。敷き寝具(敷き布団)の選び方の第2ポイントは断熱保温性です。
敷き布団素材の熱伝導率
熱伝導率とは、熱を伝える速さであり熱を奪う速さと言いかえることができます。この熱伝導率の値が高いほど触れた瞬間にヒンヤリ感があり冷たく感じます。素材を熱伝導率で比較するとポリエステル<羊毛(ウール)<ナイロン<絹(シルク)<綿(コットン)<レーヨン<麻(リネン)の順番です。夏に麻繊維の寝具が多い理由は、熱伝導率が高いのとシャリっとした質感が好まれるためです。敷き布団の選び方の第3ポイントは中綿素材です。
敷き寝具のヘタリ耐久性
初めに申し上げておきますが、残念ながら「へたり」にくいものもありますが全ての敷き寝具はヘタリます。36度の体温の熱と湿気を加えて体重をかけて押さえつけているため、敷き寝具敷き布団はヘタリは必ず起こります。
クッション性、保温性、調湿性の調和を取らなければならない敷き寝具にとっては、ヘタリは仕方が無いものだとご理解下さい。その中でも、クッション性はマットレスに保温性は敷き布団に調湿性はパッドにと、それぞれ主な役割分担をにないながら調和の取れた寝床環境が実現できれば理想の睡眠ができると考えます。敷き布団の選び方の第4ポイントは耐久性です。
敷き寝具のサイズ
敷き寝具のサイズですが、長さは200cmと210cmのタイプがあります。ただベッドなので多いのは200cmの長さのものです。幅はシングル100cmとダブルサイズ140cmが一般的です。注意しなければならないことが2点あります。第一点は高身長とか体格がよい人には、体格に応じたサイズの大きさが必要です。2点目は介護用のサイズです。介護用の敷き寝具の長さは200cmですが幅は90cmです。敷き布団の選び方の第5ポイントはサイズです。
敷き寝具の洗濯
敷き寝具の洗濯は水切れの良いものは家庭でも洗濯が出来ますが、水を含むと重くて移動すらできないタイプのものが多くあります。洗濯表示に従って対応されることが望ましいです。大きいものはクリーニング業者に任せるか、洗濯可能と表示されているものはコインランドリーの大型洗濯機がおすすめです。敷き布団の選び方の第6ポイントは利便性です。
敷き寝具のご提案
現在のお勧め敷き布団です。