羽毛布団の柄
羽毛布団を購入する際に、価格の次に気になるのが柄ではないでしょうか。確かに柄は寝具店が仕入れる際にも気になります。
まずは品質を優先して選んで下さい。羽毛布団の選び方の基本は、羽毛・側生地・キルトの品質指標とメーカーの信頼度のチェックです。
羽毛布団の柄と色調
羽毛布団の柄は必要なのでしょうか?柄を染めなければ生地のコストはその分安くなります。柄があることのメリットはどのようなものが有るのでしょうか?寝心地が良くなるのでしょうか?
染色していない生成りの生地でも布団本来の機能性には何ら問題はありません。もちろんお値段も僅かに安くなります。
しかし、生成りだと購入時と複数購入した際に区別しにくいデメリットがあります。
ふとんの色調は汚れが目立たない濃い色目が良いとの考え方もございますが、淡い色調の場合は汚れたことが解るので羽毛布団をクリーニングに出すタイミングが解り易いメリットもあります。
柄で羽毛布団を選ぶのは最後の基準にして頂く事をおすすめします。耐久消費財の寝具は使用期間が長いので柄は飽きの来ないものが理想です。カバーの柄に影響を与えない淡い色調がおすすめです。
お任せ柄の羽毛布団
お任せ柄、言いかえれば柄を選べない羽毛布団の品質についての注意点をご案内します。まずはじめに申し上げておきますが、お任せ柄の全ての製品に該当することではありません。例えば「ポーランド産マザーグース93%、430dp、超長綿60番糸サテン生地、日本製」この品質にもランクがあります。
しかし、柄を選べないことは、柄が異なる可能性が高いことです。羽毛布団の柄が異なることは、生地が異なる可能性が高いことを意味します。
超長綿60番糸サテン生地にもランクがあります。綿花の質の違いとか抗菌加工の有無、さらに海外製の生地の場合もありランクの幅は広くあります。
残り生地(売れ残った)で、まとまった数量がない場合が多くあります。縫製工場も異なる可能性が高くなります。
結論から言えば品質にばらつきがある可能性が高いと言うことです。「柄込み一括仕入れ」といった条件で仕入れたあと、条件毎に仕訳分類をした場合には厳密にいえば品質が不揃いになるケースがあります。
売れ残った理由は色々あります。残った理由が何であるのかを見抜く必要があると思います。柄込み羽毛布団の場合は、海外製の生地を海外で縫製したものもあれば、国産生地を国内縫製したものもあります。日本製の条件は最終工程が国内であれば良いわけです。純日本製の羽毛布団かどうかは「日本製」だけでは解りません。
同一メーカーのふとんにおいても、超長綿60番糸サテン生地のランクは幅がありすぎるといっても過言ではありません。更に縫製工場が日本でない場合を想定すると、海外製の生地の可能性は高くなります。
参考までに、同一の国産生地で同じ柄でダウン品質と内部キルトを違えた淡い色調の羽毛布団を4枚紹介します。
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