新品羽毛布団の開封時の注意

羽毛布団を購入したら早速開封をして見たいものです。まずダンボール箱の開封時は刃物の使用にはご注意下さい。商品を傷つける恐れがございます。

布団ケースを開ける際は、布団の生地をファスナーに咬み込まさないようにファスナーを丁寧に開けて下さい。

取り出した後ケースは処分せずに大切に保管して下さい。オフシーズンに収納ケースとして必要になります。

目次

羽毛布団のたたみ方

羽毛布団をケースから出したらすぐに拡げずに、どのようにたたまれているかを調べて下さい。たたみ方が解ればオフシーズンに簡単にケースに収納することができます。

よくあるパターンは、ふとんの長さ方向に二つか三つ折りにした後、細長くなったら短くコンパクトになるように更に三つ折りしています。

あるいは、長さ方向に二つ折りにした後、襟元か足下の辺を持ち平仮名「の」字の様にロールケーキ風にぐるぐると巻いて下さい。

羽毛布団のたたみ方は、収納ケースの形によりたたみ方も異なります。

羽毛布団が収納されていたケースはお取り置きください。処分するとオフシーズンに収納するケースを購入する事になります。

コンパクトに収納するために羽毛布団をふとん圧縮袋に入れて保管するとダウンが破損する恐れがあります。長期間保管するときは圧縮袋での収納ではなく当初の収納ケースでの保管をお勧めします。

羽毛布団のふくらまし方

羽毛布団は、コンパクトなケースに入っています。ケースから出しても自動車のエアバッグの様に急激にふくらみません。ケースから出した後、ゆっくりと空気を吸い込みふくらんでいきます。

ふとんの側端をもち振るとより早くふくらみます。ふとんは大きいので周辺に注意をして下さい。室内犬などペットにもご注意ください。側生地越しに圧縮されて塊になったダウンを手でほぐすことで早くふくらみます。

羽毛布団の端を持ち振るとふくらみますが、一粒一粒のダウンが離れた状態になっただけです。個々のダウンボールにおいて縮んでいた枝羽を伸ばした状態になってはいません。ダウンボールはジャンケンのグーのような状態です。

使い始めて2日~3日程度で、ケースの中で圧縮されていたダウンが本来の状態にほぼ復元致します。ジャンケンで言うならば、グーからチョキにそしてパーになっていくように枝羽をひろげていきます。(完全に復元するまでにはご使用頂いて10日程度必要かと思います。)

羽毛布団は、使い始めて2日~3日使用すると本来のボリュームがでます。このタイミングでのボリュームが、その羽毛布団の品質ランクです。

羽毛布団はふとんカバーは必須

羽毛布団はカバーを掛けてお使い下さい。汚れると家庭での洗濯はお勧めできません。クリーニングにだすとダウンの劣化につながります。

掛け布団カバーにも色々なタイプがあり軽さとか保温性とか肌触りなどを優先させたかばーがあります。羽毛布団の特徴を活かすカバー選びも重要です。

カバーは同時購入をおすすめしますが、サイズさえ合えばお手持ちのカバーも使えます。羽毛布団のカバーを掛けるにはカバーの左右どちらかのファスナーを開き裏返しにすることから始めて下さい。羽毛布団カバーの掛け方のコツを知れば簡単に掛けられます。

カバーを掛けた状態で足下の両角を持ち、ふとんを振ってやるとダウンが各マス目内で均等になり快適にお使い頂けます。(布団は大きいので周辺に注意をして下さい。)

羽毛布団の臭い

全ての羽毛布団は全くの無臭ではありません。新品をケースから出したときに、臭いに特に敏感な方とか調香師レベルの方には、僅かに羽毛、生地、染料の臭いがします。価格の安い高いに関係なく新品時特有の僅かな臭いはございます。

当店の扱っているものは、通常ご使用するうえで気になることはございません!!。

鳥の強烈な獣臭の原因物質は、未熟な鳥から採取されたダウンの核の内部に多く含まれています。

具体的には食肉用の未成熟ダックから採取されたダウンに多く発生している問題です。詳しくは下記ページをご覧ください。

夏季の羽毛布団の臭い

夏季の高温多湿によりダウンに僅かに残されている油脂分が臭うことがございます。夏季に羽毛布団を購入された場合は、輸送時にケース内で蒸し込まれた状態になりやすくダウンの臭いが少しする場合がございます。

輸送中のトラックの荷台温度が高温になった場合には、少し強く臭いがする場合がございます。

羽毛布団が届いたら、ケースから出してエアコンなどで湿気と熱を取り除くことで解決致しますのでご安心下さい。当店の製品は臭いの少ないグースダウンを充填して、発注時に臭いの問題は十分に検討していますのでご安心下さい。

犬猫ペットを近づけないようご注意下さい。この臭いは時間とともに薄れていきますのでご安心ください。

オフシーズンの収納ケースは新品時のケースです。処分せずにお取り置き下さい。

晩秋になり羽毛布団を使い始める時にケースから出すと、ダウンの臭いがする場合がありますが干すことで解決します。干すところがない場合は室内で風にあてて湿気を取って下さい。ダウンの臭いも薄らぎ本来のボリュームも復元します。

ケースの代用品

収納ケースがない場合は、通気性のあるシーツ等の広い布で羽毛布団を包む方法もございます。圧縮袋、ビニール袋などの通気性のないケースはお勧めできません。

ダウンは温度と湿度に反応しているため、収納時は通気性のある不織布とか通気口のあるケースに入れて乾燥した所で保管下さい。

羽毛布団ケースを無くして、新たに購入される場合にも通気性のあることを確認して布団のサイズに合った大きさのケース選んで下さい。サイズの点ではある程度の大きさまではマルチ対応できるタイプの収納ケースもございます。

筆者:野口 英輝

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