羽毛布団の買い方はダイヤモンドと同じ！知識を基にウインドショッピング

羽毛布団の買い方

ネット販売などの通販において失敗しない羽毛布団の買い方は、値段と柄を優先せずに詳細な品質情報を確認することからはじめて下さい。

宝石のダイヤモンドを買う時と同じようなものです。まずは、羽毛布団の情報、知識を得ることからはじめて下さい。

寝具店の立場から見ても「上手い？」と感じる説明文があります。立て板に水の様なセールストーク、高級品を連想させる表現手法が組まれた説明文があります。

そしてさらに価格が安ければ衝動買いもあり得ます。しかし、知識があると安さの理由が見えてきます。

羽毛布団の買い方の基本は知識武装

消費者の方に、寝具店のような知識を持って下さいと申し上げてはいません。しかし、羽毛布団の知識がない状態で現物に触れることも出来ず、画像情報だけで購入するとガッカリすることもあり得ます。

知識を持たずに洗練された巧みな説明文を読むと思わず購入したくなってしまいます。

買う前に、品質の良し悪しを判断する知識を得ることからはじめて下さい。

羽毛布団の品質の違いに関する用語(指標)には、ダウン率、ダウンパワー、糸番手、超長綿、ツイル織り、サイン織り、内部キルト構造、ダックダウン、グースダウン、マザーグースダウン、国内縫製、国産生地等があります。

これらの用語の意味を理解することから始めて下さい。その後、まずはウインドショッピングをお勧めします。

羽毛布団の買い方はダイヤモンドと同じ

羽毛布団の選び方は宝石のダイヤモンドの選び方と同じようなものです。

例えば宝石の「ダイヤモンドの品質」の「4C」とは、輝きのカットCut、大きさ重さのカラットCarat、色のColor、透明度のクラリティClarityの４つの要素の全てのバランスで評価されます。

この場合、「これだけ大きいダイヤモンドなので100000円はお買い得です」という説明だけだとすると「4C」のことを知っていれば安易には買わないはずです。

羽毛ふとんにおいても同様のことが言えます。ふとんの「4C」は、羽毛・生地・内部キルト構造・メーカーになります。例えば羽毛が突出して上質であることはバランスに欠けていることです。不自然です。

羽毛布団における「4C」を調べて同じランクの羽毛布団の謎の価格差にであうかもしれません。価格差がある場合は何が原因なのか？羽毛布団の品質に関する指標を再度十分に調べてください。価格差の原因が必ずあります。

どうしても原因がわからない場合は、こちらの羽毛布団購入時の注意点のページで調べてください。

羽毛布団の相場

ご質問を頂くなかに「羽毛布団の相場はどれくらいか」とのお問い合わせがあります。はっきり言ってピンキリです。販売店によりお勧めする中心ゾーンが異なります。ダイヤモンドの相場と同じ様なものです。

ダウンの価格は農産物と似ていて年色があります。原毛ダウンは農産物そのものであり、輸入品であるため為替相場の影響を受けるため常に変動します。

しかし、基本的に羽毛布団の品質に応じて価格は決まります。同じ品質表示票、同じ添付ラベルでも価格差がございます。

羽毛布団の買い方の基本

初めて羽毛布団を購入する場合には業界用語(品質指標)の意味を理解して下さい。そして買い方の基本は、予算を決めずにウインドショッピングにまずは徹することです。

気に入った商品をリストアップしていくと価格ゾーンが見えてきます。ダイヤモンドと同じ様なものです。価格ゾーンの幅に驚くはずです。

価格ゾーンの幅があるのは、気付いていない品質ランクの違いがあるからです。ふとんの「4C」のチェックと「日本製羽毛布団」の製造工程の裏側をチェックすることで価格ゾーンの幅が理解できるはずです。

チェックするには、洗練された巧みな説明、引掛け的な曖昧な説明による思い込み勘違いしていないか？もう一度、商品説明を文節単位で注意深く読む必要があります。買い方の基本は製品情報の精査・精査・精査にあります。

購入前にリストアップした製品のクラスが満足のいく品質なのかをチェックして下さい。もしかすると価格を優先し過ぎると失敗するかもしれません。また、その製品がおすすめ羽毛布団メーカーであるか否かはふとん購入時のベースです。

値段と柄の誘惑

値段と柄を優先せずに購入することをお勧めいたしましたが、他にも誘惑されてしまう事例がございます。例えば売れ筋ランキングとか日本製などです。

ランキングの順位に「購入商品の評価の書き込み件数」がありますが、ご購入者の年齢層が高くなるにつれ、評価の書き込みを頂く割合は低いように思います。

また年齢層が高い方が高級品をご購入されている傾向にあります。宝石のダイヤモンドの売れ筋傾向と似ているように思います。

失敗したことに気付かない事もあり得ます。もっと素晴らしい寝心地の製品が多く存在するのに、ご購入した製品の品質レベルが”羽毛布団”だと思い込んでしまう可能性があると言うことです。

失敗とまでは言えませんが、日本製との表示を信じて購入されても、実はダウンの充填工程のみ日本国内の場合が多いのが現状です。

失敗しない買い方は、メーカー名をチェックしてから、幾つかのチェック項目を精査して下さい。

ダウン率が良いから安心できるものではありません。ダイヤモンドで言うなら「４Ｃ」のひとつの「Clarity」が良いのに過ぎません。

ドベネックの桶と同じ様なもので、どれかの項目が悪いとトータル品質は下がります。他の項目もチェックする必要があります。

当サイトをご覧頂いていることから他のサイトもご覧のことと思います。

失敗しない羽毛布団の買い方は、少しの間はウインドショッピングに徹することです。

知らず識らずのうちに失敗する方向(価格優先)に向かっていることがあります。ダイヤモンドを購入するような気持ちで、少し情報収集をしながらウインドショッピングしてみてはいかがでしょうか。

自分に合う羽毛布団

羽毛布団の品質ランクが理解できたなら、ご自分の寝室の室温とかご自分の体質(暑がり・寒がり)がどうなのかを調べてください。室温が高い場合とか暑がりの方は羽毛布団の種類によりっては暑すぎる場合があります。

また季節に応じて室温は変化するため、室温に応じた羽毛布団の選び方にも注意してください。

筆者:野口　英輝

羽毛布団の買い方のアドバイス！羽毛布団を選ぶ際は知識を基に比較検討！